自己検診Self Medical Checkup
まずは自分の身体に触れてみましょう。
乳がんの早期発見・診断・治療のために日頃から自分の乳房の状態を意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」といいます。自己触診を継続するのは難しいですが、日頃から自身の乳房を触ったり見たりするだけでも良いので、チェックすることを生活習慣に取り入れてください。
しこりや乳頭分泌、変形、皮膚の異常などの変化があった時は不安にならず、まずは医療機関にご相談ください。
40歳以上の方はマンモグラフィーによる乳がん検診を定期的に受けることもとても重要です。名古屋市にお住まいの方は是非、名古屋市の乳がん検診をご活用ください。
1)腕をあげてみる
腕をあげて乳房に引きつれができないかどうか、左右乳房の形や乳頭の向きに左右差が無いか見てみましょう。
2)横になって触ってみる
触診の際乳房をつかんだり、押したりしないでください。腕を上げて指を4本揃えて外から内へ、下から上方へ向かって指を滑らして行きます。
3) まんべんなく触れてみる
または、乳頭を中心に円を描くようにまんべんなく触れてみてください。
入浴時は石鹸をつけると指が滑りやすくなります。しこりが有った場合、指に引っ掛かる感じがします。手で触れるしこりの多くは良性の物です。
不安に思わず、異常を感じたらすぐに乳腺外科(当院)を受診しましょう。
4) 分泌を確かめる
乳頭をつまんで分泌がないかも確認してみましょう。
その他の症状として
乳房の腫瘍が疑われる症状としては以下のものが有ります。
- 乳房のしこり
- 左右固さの違い
- 乳房の腫れ
触れる物以外には、乳房皮膚の引きつれやへこみ(えくぼ症状)
乳頭(乳首)の変形、陥没、乳頭からの分泌物(血性)も乳房の病気を疑わせる症状です。
もしも以上のような症状に気付いたら、検診施設ではなく専門病院をすぐに受診しましょう。
当院でも一般診察にて精密検査を行うことができ、必要があれば手術が可能な連携施設へのご紹介が可能です。
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